「信じてもらえないかもしれない」──経営・管理ビザ申請の不安に寄り添います

「経営・管理」の在留資格が疑われるとき──私たちは誰のための制度なのか

「本当に事業をするつもりなんです。でも、そう見てもらえないんじゃないかって、怖いです」
これはある外国人の方が面談のときにこぼした言葉です。
日本でビジネスを立ち上げようと、本気で準備をしている。資金も集めたし、オフィスも決めた。けれど最近、「偽装経営でビザが取り消された」「書類だけの会社は認められない」というニュースばかりが目につくようになり、自分の計画も疑われるのではと不安になってしまったのです。

確かに、最近の報道では「経営・管理」ビザを悪用して、実体のない会社を作り、在留資格だけを得ようとするグループが摘発されたという話が続いています。2025年7月にも、東京入管がペーパーカンパニーに対する調査を行い、申請者の居所を確認した事例がありました。真面目に取り組んでいる人からすれば、「一部の人のせいで、自分まで疑われるのでは」と感じても無理はありません。

でも私たちは、伝えたいのです。
不正を防ぐための制度強化が行われる一方で、本当にやろうとしている人たちが安心して申請できる道は、今もちゃんと残っています。
そしてその道を、あなた一人で歩く必要はありません。

「疑われるかもしれない」――その不安はあなただけのものではない

ビジネスを始めるというのは、日本人にとっても勇気がいることです。それが海外であれば、言葉も文化も違い、さらに在留資格の取得という条件まで加わります。「経営・管理」のビザは、500万円以上の出資や事務所の確保など、数字で見える条件がある分、達成すれば通ると思ってしまうかもしれません。

でも実際には、審査の目はもっと深くなっています。
最近では、提出された書類に加えて、「その事業は本当に動いているのか」「そのオフィスは使われているのか」までチェックされるようになってきました。だからこそ、「全部ちゃんとやってるのに、なぜか不安」という声が増えているのです。

不安になる理由ははっきりしています。
それは、「やる気」や「本気」は、書類だけでは伝わりにくいから。

でも、そこで諦めないでください。
あなたがやりたいこと、どうして日本でそれをやるのか、それをわかってもらうための準備を、私たちは一緒にできます。

書類の先にあるもの──「信じてもらえる申請」のために

入管に提出する書類は、たしかに形式的なものが多くあります。会社の登記簿、事業計画書、収支見込み…。でも、それだけでは「この人のやろうとしている事業には実体がある」とは伝わりません。

だからこそ、「本当に事業が動いている」ことを示す工夫が大切になります。

たとえば、実際に借りたオフィスに看板を出している写真や、机やパソコンが置かれていて、従業員とのやりとりが見える様子。あるいは、取引先とのメールや打ち合わせ記録、テスト営業の様子など。そうした“当たり前の準備”が、ビザ取得に大きな意味を持つのです。

行政書士は、その橋渡しをします。
申請者本人が「こんなものまで提出していいのか」と迷っている資料でも、それが「伝わる材料」になるなら、丁寧に形を整えて一緒に出すこともあります。申請者の「想い」を、きちんと読み取ってもらえる形に翻訳するのが、私たちの役割なのです。

私たちは、“通す”だけの仕事はしません──あなたの未来を守る伴走者として

行政書士の中には、短期間で大量に申請をこなすことだけを目的にしている人もいます。テンプレート通りの書類、事実関係の確認なしの申請、本人とのやりとりは最低限…。
その結果、ビザは取れたけれど、半年後には更新できずに失敗した。そんな声も耳にします。

でも、本当に必要なのは、「通すための申請」ではなく、「続けられるための申請」です。

私たちは、申請者の背景、動機、将来の計画までを聞かせてもらった上で、
「この内容では審査官が納得しないかもしれません」「ここは説明を加えた方がいいです」
と、時には厳しいことも伝えます。それは、あなたの未来を壊さないためです。

制度はたしかに厳しくなっています。だからこそ、ルールを知り尽くした専門家と一緒に準備する意味があるのです。
あなたの夢が、一時的な「滞在資格」ではなく、日本での継続的な人生計画として受け入れられるように、私たちはそのそばで伴走します。

「疑われない申請」を──まじめな人が、まじめに夢を叶えるために

今の制度がある限り、悪用する人は一定数出てしまいます。だから入管は疑いの目を強くせざるを得ません。
でも、私たちは信じています。「まじめな申請」を積み重ねることで、「まじめな人たち」が報われる制度にできることを。

日本でビジネスを始めたいと願うあなたにとって、制度の厳しさは試練かもしれません。けれど、それは「あなたを拒むため」ではなく、「あなたのような人を守るため」にあるのだと、私たちは伝えたい。

どうか一人で悩まずに、声をかけてください。
私たちは、あなたの話を聞く時間を惜しみません。あなたがどんな気持ちで来日し、どんな計画を持ち、どこに迷っているのかを、じっくり共有するところから始めます。

あなたの誠実な一歩が、ちゃんと評価される未来へ。
制度を信じてもらえるように、そしてあなたが自分自身を信じ続けられるように。
そのために、私たち行政書士がいます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

「こんなことで相談していいの?」
—— 大丈夫です! あなたの不安に丁寧に向き合います

フジ行政書士事務所では、日本で暮らす外国人の方が安心して生活できるよう、ビザのことはもちろん、手続き・仕事・暮らしの中で感じる不安や悩みにも寄り添っています。
「誰に相談したらいいかわからない」そんなときこそ、フジ行政書士事務所にご相談ください。
あなたにとっていちばん良い形を、一緒に考えていきます。

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